旧本館校舎【現大学一号館・谷岡記念館】

母校創世期のエピソードとして特記される事柄としては、昭和9年9月、室戸台風によって校舎の3分の2が倒壊し、昭和10年12月に新しい校舎が完成したことをあげる事ができる。

新校舎は、建築された当時としては大変モダンな造りで、大理石造りの表玄関や時計台のある塔屋、歴史の重みを感じさせる3階講堂のアンティークな造りが人々の心を引きつけた。現在でも、大学1号館として健在である。

大学1号館は、学園創立50周年を記念して元の場所から北西へ33.5㍍斜行移動し、建物の内外を大改修して昭和58年10月、『谷岡記念館』として生まれ変わり永久保存されることになった。
1階は、谷岡学園「学園資料室」、2・3階に大阪商業大学「商業史資料室・郷土史料室」が設置されている。

平成11年6月、「商業史資料室・郷土史料室」は、博物館の指定を受け【大阪商業大学商業史博物館】と改称された。また、「谷岡記念館」の建物は、平成12年4月東大阪市では初めてとなる【国の登録有形文化財】に指定された。

初代館長に就任された小林得一郎先生は、母校第2期生として卒業されて後、母校教諭に就任され、昭和54年3月、母校における10年間の校長職を退任されると同時に、学園の理事に就任された。以後も、学園発展のために心血を注ぎ尽力された。しかし残念ながら、平成12年9月27日文字どおり学園一筋の人生を全うされ、多くの卒業生や関係各位に見送られ、享年87才で永眠された。  謹んで、哀悼の意を表します。 合掌

旧館

二宮尊徳

玄関

門柱

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